『なぜあの人とは話が通じないのか?』 by 中西雅之-Blog版
著者によるフォローアップblog。コミュニケーションの素朴な疑問に答えるヒントを提示していきます。
光文社新書 (06/05刊)

中西雅之

Author:中西雅之
*朝日新聞(7/3/05)に「書評」が掲載されました。
*STYLE(講談社)9月号「'05下半期・絶対読みたい本」の中で紹介されました。
*VoCE(講談社)10月号の「BOOK DRUGSTORE」で紹介されました。
*COSMOPOLITAN (集英社)10月号の「BOOKS」で紹介されました。
*日本コミュニケーション学会から「2006年度 学術表彰・著書の部 奨励賞」をいただきました。

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ダカーポの取材を受けました
この間、ダカーポ(マガジンハウス社刊)のライターの方から取材の依頼がありました。人間関係やコミュニケーションのトラブルについて特集を組むということで、2時間ほどの取材でした。

職場や家庭でのストレスの原因が周囲の人たちとの人間関係やコミュニケーションがうまくいっていないことにあるとは分かっているけれども、どう対処していいか悩んでいる人が大勢いることは間違いありません。そういう日常のコミュニケーションのストレスがうつ病や引きこもりなどの引き金になっている可能性もあるでしょう。

でも、もっと厄介なのは、自分のコミュニケーションが周りの人間のストレスを高めているという自覚のない人が世の中にはたくさんいるという現実です。本人は自分には問題がないと信じて疑わないので、何を言っても聞き入れようとはしないし、下手に批判めいたことを言おうものなら、逆ギレされてしまうことだってあるのです。

コミュニケーションの達人は「頭が柔らかい」し、自分を変えることにも前向きですが、コミュニケーションが下手な人ほど頑なに自分のやり方を押し通そうとする傾向が強いです。こういう人には何を言っても通じません。自分を変えられるのは自分だけなのですから、本人が気づくまで待つしかありません。でも、周りの人はそれをずっと待つほど、暇ではないのです。


国民を「感得」させた小泉さん
衆議院選挙で小泉首相の自民党が大勝し、負けた陣営からは自民党というより「小泉さん」ひとりにやられたという感想を漏らす人もいるようですね。反対勢力から「奇人・変人」、「独裁者」などと揶揄される一方で、「郵政民営化」への信念を貫き通す姿勢から、その「リーダーシップ」を評価する向きも少なくなかったようです。

ワンフレーズ・ポリティクス」という流行語まで生み出した小泉首相のコミュニケーションスタイルは、CMなどのキャッチフレーズにも通じるもので、単純明快、直接的で分かりやすく、ツッコミの余地すら相手に与えないという点で非常にユニークです。

具体的な内容については詳しく語らない、少々乱暴ではあるが、自らの「政治改革への熱い思い」をアピールすることに重点を置いた「情緒的戦略」が功を奏したという印象です。一方、他の政党はマニフェスト等で複数のテーマについて具体的な議論(論理的戦略)で対抗しようとして、逆に矛盾や一貫性の欠如を露呈してしまった感があります。

普段のコミュニケーションでも「理屈」では「感情」に勝てないことはよくあります。

イメージ先行と言ってしまえば、それまでですが、日本人にとっては、難しい議論はさておき、相手の言っていることが「何となく腑に落ちる」ことが案外重要です。頭でよく考えて「納得」するのではなく、心で「感じ取り、共感すること」、それが「感得」です。時には少年のような「ひたむきさ」をも見せる小泉首相が掲げた極度に単純化された「情緒的政治改革メッセージ」が国民を「感得」させたのでしょう。

時には、話の通じない相手を理詰めで「説得」するのではなく、「感得」させることをめざしてコミュニケーションしてみても良いのではないでしょうか?
女性誌に紹介されたこと・・・
光文社の担当編集者のMさんから、私の本が複数の若い女性向け雑誌で紹介されたとメールが来ました。「これはすぐにチェックしなきゃ」と思ったのですが、書店の女性雑誌のコーナーに単身乗り込む勇気がなかったので、妻に買ってきてもらいました。

STYLE(講談社 9月号
VoCE(講談社 10月号
COSMOPOLITAN(集英社 10月号

特にこれらの雑誌を読む20代~30代の女性をターゲットにした本という意識はなかったので、ちょっと不思議に思ったのですが、読者への推薦図書として紹介しているのだから、ちゃんとした理由があるのでしょう。

まず、「占い」など、男性以上に女性が興味を示すトピックがいくつかあって、多分、「コミュニケーション」「人間関係」もおそらくそうなのでしょう。コミュニケーションを「手段」ととらえる男性に対して、友達とのおしゃべりなどもそうですが、コミュニケーションをすること自体が「目的」であり、「本質的に重要なもの」と考える傾向が強い女性にとって、このトピックがとても大きな意味を持ち、したがって関心や問題意識のレベルも非常に高いのでは・・・そう考えると女性誌に取り上げられるのも納得がいきますね。でも、男女や世代に関係なく、コミュニケーションについてもっと関心をもっていただければ、うれしいですね。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フリーエリア

メールはこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。